まちづくり?
 このページは、日常の都市計画業務の中で感じたことをつれづれなるままに書き記したものです。  個人的独断的な意見ですのでそのつもりでご覧下さい。
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地区のまちづくりの進め方
 前回の「地区のまちづくりのむずかしさ」は、内容があまりにも生々しいので削除することにしましたが、今回は、それを少し一般化し、あるべき姿として整理してみようと思います。


1.まちづくりの体制

 前回は、まちづくりの会議の進め方や記録公開方法が発端となって、推進体制ついて異議が出たことからの動きを中心に述べたのだが、地区のまちづくりにおいて最初の問題となる事項が、「どのような体制をつくって進めるか?」ということである。特に対立する問題を抱える場合には、なおさらそれが重要になる。それをうやむやにして進めると、ほぼ必ずと言っても良いほど、後で、どのようにそういう人選をしたのか?ということが問題となる。つまり、まちづくりを具体的に進めるためには、それを集中的に考える検討体制がどうしても必要になるが、「そうした体制・人選は、地区住民に認知されたものにする必要がある」というわけである。そのために必要な事項として、私は次のような事項を掲げる。

・地区内のいくつかのブロックから推薦された人を選定する それは、地区ブロックから認知されること、代表としてブロック住民の意見を代表し、会議の情報を住民個々に周知するような役割が同時に彼らに期待されるからである。

・人数は、多くても20人以内が望ましい
 実質的な議論を行うためには、20人以上では物理的に難しいからである。逆に10人以内となると、地区を代表する人数になるかどうかも疑問となる。

・常時会議に出席できる代表を選出すること

・もちろん公正に判断しうる人選が必要である


2.推進方法・具体的な役割

 選定された代表は通常委員として、議論の他、様々な役割を担うことになる。

・上記に述べたように、地区住民とのパイプ役を果たすこと

・具体的な議論を公正に進め、その記録を公正に地域住民にフィードバックすること
 公正という意味は私利私欲にとらわれないという意味である。

・検討の進め方をプログラム化すること
 会議は目標スケジュールを定め、会議の進め方をプログラム化して進めるべきである。でないと議論がだれてしまうだけでなく、地区住民にも進行状況の評価ができないからである。議論さえしていればよいというものではないことは明かであろう。


3.専門家の参加を図る

 検討を進めるためには、個々の意見だけのやりとりではなく、出席委員が住民代表として適正な判断が可能な条件が必要である。そのための条件の一つが、専門家の参加を図るということである。
 専門家は、住民が様々な判断をするために、誤解することのないよう、判断できる材料を適正に提供していく必要がある。それがない状況での会議を、私はよく「少ない材料での、熱心な議論」と言っている(^^ゞ。

 私が係わり損なったこの地区は、上記条件の中で、

1.体制について、私の言うことは十分理解されなかったようである。
 「ベストは難しいのでベターで行くしかない」との判断があったのであるが、私には中途半端なものになってしまったように思う。人選の進め方も中途半端にならなければ良いが…と心配している。

2.推進方法については、これからに期待するしかないであろう。

3.専門家の参加には当然何らかの費用がかかる。
 地元から専門家の参加を求めようということであるが、そう簡単とは思えない。まず適切な専門家がいるかどうかもあるが、専門家としての作業にはどうしても労働が必要だからである。
 もともと今回の動きは、この検討を進めようとしていたディベロッパーと、その進め方や向かおうとする方向を疑問視する住民等の関係の中で検討方向が変わってきたこともあって、住民主体で進めようということになったものである。前回の決議では、検討は当面住民だけで進めたいということになってしまった。ディベロッパーは専門家である筈なのにその参加が許されなくなってしまったのである。
 住民とディベロッパーの間の信頼関係がそこになかったからだとも言えようが、やはり実のある検討を進めるためには、重要な関係者の一人でもあるディベロッパーを排除したまま進めるのはいかにも不自然であるし、うまくいかないように思う。今の時代、企業であっても民主主義社会の一員であり自分勝手な行動が許されない時代になっていると断言しても良いだろう。
 私としても、一刻も早く適切な関係に戻して欲しいと思う。そうすれは、私も参加できる可能性が出てくるだろうと思っているのである。
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