まちづくり?
 このページは、日常の都市計画業務の中で感じたことをつれづれなるままに書き記したものです。  個人的独断的な意見ですのでそのつもりでご覧下さい。
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「NPO」と「大学」と「コンサルタント」
 最近、仕事の関係で大学との接触が出てきた。昔は、せいぜいどこかの大学教授に委員長をお願いするくらいのものだったが、最近は、仕事上のライバルのような存在としてである。まだNPOとの接触はないが、というよりあるNPOの一員に組み込まれてはいるのだが、まだその活動は一度もしたことがない。それは私自身、同業者が群れ合う状況があまり好きじゃないことによるだけなのであるが…。



●さて、「大学」である。

 最近、大学も地域社会への貢献ということが評価の重要なポイントになってきており、まちづくりに様々な係わりを持つようになってきている。

・自治体の調査費があまりにも少なくて、大学ぐらいしか頼めないから
・大学研究室の研究テーマの一環として
・学生の社会研究教育の場として 等々

その理由は様々だろう。

 コンサルタントの立場から見ると、大学の係わる仕事はまどろっこい。分かり切ったような前提条件の整理から始まって、広げすぎた課題へのアプローチがあって、なかなか結論が見えてこない。仮に結論が見えたとしても、具体的な動かし方を知らないものだから、抽象的なレベルで終わってしまったり、仮に具体的な部分に踏み込んだとしても現実化できないものだったりする。これも仕方ないこと。忙しい教授達が深く係わることなく、現場を知らない学生が勉強の場としてやっていることだから…。
 わいわいがやがやと賑やかにやることを望むのならそれでも良いのかもしれない。しかしそれにつき合わされる住民は、特に明確な目的を持った人たちには耐え難いものになるかもしれないなぁ。


●NPOはそれこそ様々なものがある。

 断定はできないが、一つの得意技を中心としたものが多いようである。当然、まちづくりに対してトータルな視点でアプローチできるところは少ない。
 ということは、NPOを選択した瞬間から、その方法、結論が見えているようなものである。だから、どのようなNPOを選択するか、選択する側の役割が重要であるのだが、選択する人たちにそれを判断し、全体のまちづくり方針の中に明確に位置づけ、コントロールできる能力があるかどうか…。


●コンサルタントにもいろいろある。

 コンサルタントも同様なところがある。得意技で解決しようとするところもあれば、結論も考えずやみくもに住民参加方式で薦めれば良いと考えているかのようなところもある。
 私は、自分の立場をまずフリーにして、結論から考えていたいと思っている。何が求められているのか?何を結論とすべきなのか?そこに導くためにはどうしたらいいのか?を考えていく。それを明確にするために様々なアプローチ方法を考える。前提条件の整理は皆が了解できるレベルであれば十分である。
 ただ大抵の場合、自分では結論が見えているので(全く結論が見えない方が仕事としては面白いのだが、本当はそういうケースの方が少ない)、そこに至る合意形成をいかに図っていくかが主な仕事になる。


●問題なのは

 時代が時代なので、NPOや大学に仕事が発注されるのをとやかく言うつもりはもうないが、こうしたそれぞれのアプローチの違いを理解せず、調査費の額や発注の仕組み等がそうなっているから、といった都合によって、誰が責任を持つのかが不明なまま、また、仕事の成果目標があいまいなまま仕事が動かされることがあまりに多いということ、これはどうかと思う。
 でも、それが変わることは期待できないと思うけど…。
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