まちづくり?
 このページは、日常の都市計画業務の中で感じたことをつれづれなるままに書き記したものです。  個人的独断的な意見ですのでそのつもりでご覧下さい。
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「逆都市化時代」大西隆
 ようやく自分が言いたいことを書いてくれている本が見つかりました。「逆都市化時代」大西隆/学芸出版社/2.200円 がそれでず。
 彼が、都市再生戦略チームの一員であることは、うかつにも今まで知らなかったんですが、それにしては、よくこんなことを書いてくれました。喝采を送りたいと思います。

8月29日の日経新聞書評には次のように記されています。------

 著者が都市計画専門の東大教授で、政府の都市再生本部(本部長・小泉純一郎首相)の助言機関である都市再生戦略チームの一員でもあることから、東京などで進む高層ビル化を軸にした都市再生策の解説書と誤解する向きもあるかもしれない。実際は、人口減を背景にした都市の縮小=「逆都市化」という表題にある時代認識からの痛烈な批判書だ。
 「人間が自然と共生する動物である以上、高度に立体的利用された空間で生活するには限度」があるのに、なぜ高層化が進むのか。著者は「不良債権対策の一つとして規制緩和で土地の容積率を上げ収益率が高まり地価が上がるという期待」にあり、土建不動産業の思惑を反映した政策だとみる。手法も公共事業の補助金をテコにした「国主導の時代錯誤」で「相変わらずの開発優先主義という致命的欠陥」があり、「哲学のない都市計画行政」と決めつける。



 近年の東京の工場跡地などを中心とする大規模開発、大規模再開発等が、私には、少しも魅力的に見えなくなっていました。私自身がそういう都市計画に魅力を感じなくなってきていたのですが、それを彼が明確に指摘してくれています。「哲学のない都市計画行政」だと。
 しかし、学者の多くもそれに荷担してきたことも見逃しては欲しくありません。もちろん都市計画に携わってきた都市計画コンサルタントも同罪かもしれません。

 心ある一部の人々は方向転換をしているようですが、大半は、生きる手段として、業務としての都市計画に携わっているのです。生きるための手段ならもっと効率の良い方法があるでしょうに…。(^^ゞ

 少しでも多くの人々にこの本を読んでもらい、東京を始めとする大都市はどうあるべきかを考えて欲しいと思いますし、衰退しつつある地方都市をどうしたら、活性化し、生き生きとした街にしていけるかを考えてもらいたいと思います。


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